HOME平野かいわい物語大念仏寺(だいねんぶつじ)>大念仏寺をひらいた良忍上人

クリーニング・スマイルの「大阪平野かいわい物語」

大念仏寺をひらいた良忍上人は、美しい声の持ち主だった

 

大念仏寺をひらいた良忍上人(りょうにんしょうにん)

 

大念仏寺は、平安時代、良忍上人(りょうにんしょうにん)というお坊さんによってひらかれました。
良忍上人イメージ良忍上人は、大念仏寺を起点に融通念仏宗(ゆうずうねんぶつしゅう)を全国に広めたほかには、「声明(しょうみょう)」を復興(ふっこう)させた人物としても知られています。

 

声明とは、仏教の儀式(ぎしき)にもちいる声楽のことです。 お経といえば、ブツブツと唱えるイメージがあるかもしれませんが、声明とは、それに楽曲をつけて詠(よ)むものです。

 

声明(しょうみょう)とは

声明は、もともとは、インドのお坊さんが学んだ、 音声学や言語学といった学問から生まれたものです。
当時は、声に関して研究するものにすぎなかったのですが、インドから中国に伝わると、お経に楽曲をつけて唱える実技が加わっていきました。

 

唐(中国)の時代には、天台山(てんだいさん)の魚山(ぎょざん)という土地で、盛んに声明が研究されます。

 

平安時代、日本から、慈覚大師(じかくだいし)が唐に渡ります。魚山をはじめ、さまざまな土地で修行を重ねながら、声明を学びます。
10年近く唐に滞在したあと、日本に帰ってくると、京都の大原(おおはら)で声明を広めました。 声明は、またたく間にブームとなり、僧侶や貴族たちが、続々と大原に集まってきます。 大原の山々には、雨の日も風の日も、声明の声がこだましていたといわれています。

 

しかし、当時は、現代のようにラジカセやCDもありませんし、音符(おんぷ)を記録する楽譜(がくふ)というものもありませんでした。ですから、声明を後世に伝えるのはとても困難だったようです。

 

声明にはさまざまな流派(りゅうは)があったのですが、師匠(ししょう)が弟子に、弟子がまたその弟子に、口頭だけで語り継いでいくには限界があり、その多くは、時代が流れるにつれて途絶えていきました。

 

大原で流行していた声明も、だんだん下火になっていきました。そんなとき、比叡山(ひえいざん)で修行をしていた23歳の良忍上人が、更なる境地を求めて、大原にやってきます。良忍上人は、そこで世俗の営みを断って、一日六万遍もの念仏を唱えたり、仏像をつくったりしながら、声明の修行にも励みます。良忍上人は声明の名手で、その声の美しさはというと、大原でも評判でした。

 

 

美しい声の持ち主

良忍上人の声の美しさに関しては、さまざまなエピソードが残されています。
例えば、良忍上人が、お寺で、声明を唱えていると、そのあまりの美しい調べに、境内にいた獅子(しし)が酔ってしまい、飛び回ったあとに、石になってしまったのだとか。
ちなみに、その石は、獅子飛石といって大原の来迎院(らいごういん)の境内に残されています。

 

美しい声の持ち主また、大原には、良忍上人ゆかりのある滝もあります。
大原山中の、ある滝のそばで、良忍上人が、念仏を唱えながら声明の練習に励んでいると、その美しい調べは滝の音と同調します。
すると不思議なことに、岩肌を流れ落ちる滝の音が、消えてしまったではありませんか。
その滝は、それからというもの、「音無の滝」と呼ばれるようになりました。平安時代後期に活躍した西行法師(さいぎょうほうし)も「音なしの滝とは聞けども 昔より世に声高き大原の滝」と、 良忍上人ゆかりのこの「音無の滝」を、歌に詠み込んでいます。

 

このように、良忍上人は、この世のものとは思えないほどの美しい声の持ち主で、声明の名手でありました。
それだけではなく、良忍上人は、声明を日本に広めた慈覚大師の声明曲を、承徳元年(1097年)、音階を整理するなど、 声明の実技と理論を体系づけて、魚山流声明を大成するという功績も残します。
声明は、後世の音楽にも大きな影響を与えます。たとえば謡曲(ようきょく)、浄瑠璃(じょうるり)など、 楽器や歌を交えて語り物をするジャンルは、声明がその原点だともいわれています。

 

「大念仏寺」を建立した良忍上人

良忍上人は、大原での修行を終えてから約20年後の(永久5(1117年)、1人の念仏が万人の念仏に通じるという悟りのもと、 融通念仏宗をひらき、全国を旅するなかで、クリーニングスマイルのある、ここ大阪市平野区にやってきて、 大念仏寺をたてました。

それから約900年。大念仏寺のお坊さんたちは、現在も、毎朝、十遍の念仏と、日課念仏唱えることを務めとしています。良忍上人が大切にしてきた「声」の風習が現代にも、しっかりと引き継がれているのです。しみじみとした歴史ロマンを感じずにはいられません。。

 

次項は大念仏寺の最終回、
京の都でも流行した大念仏狂言」をご案内しております次ページへ

 

 


<DATA>
大念仏寺

(住所)
大阪府大阪市平野区平野上町1丁目7
電話 06−6791−0026
拝観料 無料
拝観時間6:00〜17:00
(※本堂は9:00〜16:30)
            

(祭事)
1月1日 修正会
1月16日 百万遍会(大数珠繰り・御札授与)
2月節分 毘沙門天護摩供・大般若転読法会・寒行
2月26日〜3月5日 元祖聖応大師御忌法要・納骨諸霊追善法要
3月2日 河内御回在ご出光

3月5日 再興大通上人御忌法要・納骨諸霊追善法要
3月21日 春季彼岸会
3月31日 写経奉納供養・筆供養
5月1日〜5日 万部法要
5月16日 百万遍会(大数珠繰り・御札授与)
5月29日 河内御回在ご帰院
7月7日 中祖法明上人御忌法要
8月15日 盂蘭盆会・法界大施餓鬼
8月16日 万灯会
9月9日 大和御回在ご出光(山中入りの年は3日)
9月16日 百万遍会(大数珠繰り・御札授与)
9月23日 秋季彼岸会
11月3日 胎内仏納骨法要
11月14日 十夜会(甘酒・厄除け粥施与)
12月17日 大和御回在ご帰院
12月31日 除夜法要(除夜の鐘つき・升酒施与)
毎月26日 定例布教(日曜のときは、27日)護摩供
毎月26日 護摩供


新着情報

2015/10/07
ホームページを更新しました。

 
店舗一覧情報

大阪市平野区の店舗情報はこちらからご覧下さい。平野区店舗一覧

大阪市東住吉区の店舗情報はこちらからご覧ください。東住吉区店舗情報
大阪市阿倍野区の店舗情報は、こちらからご覧ください。阿倍野区の店舗情報です

 
完全品質保証!
スマイルでは、お客様にご満足いただくため「仕上り品質基準」を設けております。
もしも、洗上がりに不備な点がございましたら、お気に召していただけるまで、スマイルスタッフは喜んで再洗い・再プレスをさせていただきます。完全品質保証ページへ
 
会員募集中!
地域に8万名様以上の会員数のクリーニング・スマイルでは、ビッグな5つの特典がある「スマイル・カード会員」様を募集中です ! 会員募集ページへ
 
WEBクーポン!
クリーニング・スマイルを初めてご利用になる方にWEBクーポンをご用意しております!くわしくは「WEBクーポン」のページをご覧ください。 特典サービスページへ
 
会社概要

株式会社スマイル
〒547-0027 
大阪市平野区平野西
3-8-20
Tel :06-6705-0161
Fax:06-6705-0544

会社概要詳細へ